特殊詐欺やうわさ話、高齢の親はまずカイくんに聞く
還付金詐欺のような電話や、家族のグループに回ってくる健康うわさ。まごでんわは、まず調べてから答え、危ないと思ったら#9110を案内します。
高齢の親に届く電話や連絡には、困ったものが少なくありません。「医療保険の払い戻しがあります」と言って、ATM に行くように求める電話。「お孫さんが困っている」と言って、お金を頼む電話。家族のグループに回ってくる「これを食べると治る」というメッセージ。
まごでんわでは、ご本人が「これ本当?」とカイくんに聞けるようにしました。この記事では、その仕組みと、カイくんにできないことを説明します。
「本当?」と聞くと、まず調べる
カイくんは、答える前に情報源を調べます。調べた結果が十分にそろっていれば、その内容を短く伝えます。十分にそろっていなければ、「まだわからない」と答えます。
「うわさ」を断定的に否定することも、信じさせることもしません。わからないものは、わからないと言います。
詐欺らしい電話は、はっきり伝える
電話の内容を話すと、カイくんは「これは詐欺の可能性が高いです」と伝えます。そして、相談の窓口として警察相談専用電話 #9110 を案内します。
ご本人の判断を代わりに下すことはしません。ただ、「あやしい」と感じたときに、ひとりで抱えずに済むようにしています。
カイくんがしないこと
- 振込や送金の手続きを、代わりに行うことはありません。アプリには、そうした機能がありません。
- 個人の口座や暗証番号を聞くことはしません。
- 医療や薬について、個人の判断を決めることはしません。一般的な情報は調べて伝えますが、治療は医師に相談してください。
仕組みは、ルールが先、AI は後ろ
ご家族に知らせるべきサイン(詐欺の疑い、危ないお薬の飲み方、気分の落ちこみなど)の判定は、まず決まったルールで行います。そのうえで、AI のモデルが見落としを補います。開発中に用意したオフラインの検証データでは、ルールだけでは 0.64、ルールと AI を組み合わせると 0.78 でした。これは実際の利用者のデータではなく、開発用に分けておいた検証データの数字です。実際の詐欺電話で試したわけではありません。
ご家族にもできる、基本の確認
カイくんの前に、ご家族と一緒に決めておくと安心なことがあります。
- 「今すぐ」「内緒で」「暗証番号を教えて」と急かす電話は、一度切る。
- 切ったあとで、家族や、自分で調べた正しい番号に折り返す。
- 警察や銀行が、電話で暗証番号を聞いたり、お金を振り込ませたりすることは、一般的にはありません。
家族のグループで回ってきたうわさも、同じように考えてください。すぐに信じず、「カイくんに聞いてみよう」と話しかけるだけでも、立ち止まれます。
困ったときの番号
- 詐欺かもしれない、と迷ったとき:警察相談専用電話 #9110
- 救急のとき:119
はじめかた
日本版は準備中です。カイくんの答え方はまだ調整中で、アプリのダウンロードもまだご案内していません。準備の流れは高齢の親の見守りに。まごでんわの準備と設定の流れをご覧ください。ご家族に何が伝わるのかは、ご家族に何が見えて、何が見えないのかで説明しています。お薬の仕組みは服薬リマインダーを電話にした理由にあります。ホームはまごでんわのホームです。